ジョイコンを左手デバイスに!

ジョイコンを左手デバイスに! イラスト

イラスト制作において必須ともいえるショートカットキー。

私は普段、ノートパソコンと板タブを用いて絵を描いているのですが、私が使っている板タブではショートカットキーを割り当てることができるボタンが8つしかなく、とてもじゃありませんが不便に思うことがあります。

ではキーボードでショートカットキーを使えばいいと思いになるかもしれませんが、ノートパソコンであるがゆえに手の位置がどうも収まりが悪い…

左手デバイスが欲しいなぁと思い検索。想定外の金額に驚愕。デスクトップPCも持っていない人間が左手デバイスなど買えるわけもなく。

以前Twitter(現X)で「ジョイコンを左手デバイスとして使用」しているというツイートを見たことを思い出しました。

そこで、今回はデバイスの用途変更をしたことがない人でも分かりやすいように

「ジョイコンの左手デバイス化」

を紹介したいと思います。

 

はじめに

まずはじめに、ジョイコンを左手デバイス化するにあたっての大まかな手順と必要な物について示しておきます。

大まかな手順としましては、

  1. JoyToKeyのダウンロード
  2. ジョイコンとPCのBluetooth接続
  3. JoyToKeyでのショートカットキー割り当て

このような順番で進めていきたいと思います。

次に必要なもの

・ジョイコン
・Bluetooth機能
・動作環境(OS: Windows 11, 10, 8, 7, Vista)
この3つさえあればジョイコンの左手デバイス化は可能です。
また、動作確認のためにクリスタ等のイラスト制作ソフトがあると便利かもしれません。
※本ブログではWindows11での設定方法で説明していきます

JoyToKeyのダウンロード

JoyToKeyは何かというと、ジョイコンのボタンとキーボードのボタンを連携させるアプリケーションのことです。

最初にこのJoyToKeyのダウンロードをしていきます。

検索エンジンで「JoyToKey」と調べればこのように一番上に出てくると思うので、赤く囲んだところをクリックしてください。

 

次に「ダウンロード」をクリック、

 

下にスクロールするとダウンロードの案内が出てきます。

どの方法でも問題なくできると思いますが、私はjoytokey.netからのダウンロードしたので、今回はその通りに進めていきます。

 

 

joytokey.netからダウンロード」をクリックするとこのような表示が出てくると思います。

次へ」→「次へ」と進め、

 

ここでJoyToKeyをインストールしたいフォルダを選択してください。

 

JoyToKeyはジョイコンとPCをBluetooth接続していたとしても、使用中は常に起動していなければならないため、使用頻度が高い人はチェックを入れたままで大丈夫です。

 

最後に「インストール」→「次へ

 

JoyToKeyを実行」にチェックを入れておくと、「完了」でJoyToKeyを起動でき、タスクバーに以下のようなアイコンが出てくると思います。

 

これで「JoyToKeyのダウンロード」は終了です。

 

 

ジョイコンとPCのBluetooth接続

次にジョイコンとPCのBluetooth接続の方法を説明していきます。

Bluetoothはよく使うけれど、ジョイコンの接続は分からないなんて方多いのではないでしょうか?

私もその一人です。

ですが、基本操作はヘッドホンやイヤホンと大差無いので簡単に接続できます。

 

始めに「設定」を開いて、「Bluetoothとデバイス」を選択します。

赤枠の「デバイスの追加」をクリックしてください。

 

Bluetooth」をクリックすると、待機画面に移ります。

 

 

これでPC側の受け入れの準備は整ったので、次にジョイコンの操作です。

赤丸の小さなボタンをライトが2~3秒長押ししてください。

ライトが付いたらジョイコンが待機状態に入ります。

 

ジョイコンが待機状態に入ると、このように「Joy-Con(L)」と表示されるのでクリックしてください。

 

これでジョイコンとPCのBluetooth接続は完了です。

 

ショートカットキー割り当て

最後にショートカットキーの割り当てです。

まずJoyToKeyの動作確認から始めます。

JoyToKeyを開いて、ジョイコンのボタンを押すと、対応した部分が黄色く表示されます。

下の画像では「ZLボタン」を押しています。

 

ボタンを押しても黄色くならないときは、JoyToKeyやPCの再起動、ジョイコンの再接続を試してみてください。

実は私も初めて行ったとき、黄色くならず前述の対処をしても上手く動作しませんでした。

その原因は「Steam」にありました。

Steamが起動しているときはJoyToKeyは正常に作動してくれません!

タスクバーからSteamを右クリックし、「Steamを終了」からSteamを完全に終了してください。

 

これで動作確認が済んだので、次はファイルを作成します。

一応、ファイルを作らなくてもショートカットキーの割り当ては可能ですが、

様々なデバイスでJoyToKeyを利用したいとなった時にとても便利な機能のため、ぜひやってみましょう!

 

JoyToKeyの画面の左上にある、「ファイル(F)」→「設定ファイルの新規作成(N)」をクリックすると、このような表示が出てくると思うので、任意の名前を入れてください。

私の場合は左手デバイスという名前で新規ファイルを作成しました。

 

 

ここまで出来たら、いよいよショートカットキーの割り当ての割り当てです。

ショートカットキーはイラスト制作ソフトによって異なると思うので、

今回は、私が利用しているメディバンとユーザーが多いクリスタで共通している

Ctrl+Z(取り消し)」を設定していきたいと思います。

 

個人的に「Ctrl+Z」はよく使うので一番押しやすいボタンに設定したい…

となると「ZLボタン」に「Ctrl+Z」に割り当てることになります。

 

「ZLボタン」は[16]に対応しているので、ここをダブルクリック。

すると、このような画面が出てきます。

 

この赤枠で囲ってあるところに「Ctrl」と「Z」を入れます。

一番上の「None」をワンクリックし、「Ctrl」を一回押す。

次にその下の「None」をワンクリックし、「Z」を一回押す。

※ショートカットがCtrl+Zのような、キーを同時に押すときは、このように一つの「None」の枠にキーを一つずつ入れ、ショートカットが一字のときは「None」の枠に一つ入れれば設定することが出来ます。

 

赤の下線部分には操作の名前を入れることが出来ます。

ここでは「Ctrl+Z」にしていますが、「取り消し」や「戻す」の方が分かりやすいと思います。

OK」をクリックして、「Ctrl+Z」の設定は完了です。

(下のようになっていればOKです。)

 

手順をおさらいすると、

ジョイコンのボタンを押す

黄色くなったところをダブルクリック

ショートカットキーと名前を入力

あとはこの手順で任意のショートカットを任意のボタンに当てはめていくのを繰り返せば、

自分専用のジョイコン左手デバイスを作ることができます。

 

注意点

左手デバイス化したジョイコンを使用する上で注意点があります。

と言っても、ジョイコンの正規の使用ができなくなるといった深刻な問題ではないので安心してください。

 

一つ目は「ジョイコンの充電」です。

ジョイコンは見て触って分かるように小さいので充電がなくなるのが早いです。

ここで二つ目の注意点である、「Bluetooth接続」に繋がります。

Bluetooth接続が繋がったまま、PCをスリープするくらいならBluetooth接続は切れませんが、

ジョイコンをswitchに差して充電をするとBluetooth接続が切れてしまうので、次回使用する際は

設定」→「Bluetoothとデバイス」からジョイコンを削除して、再接続を行ってください。

 

 

これにて「ジョイコンの左手デバイス化」の説明は終了です。

お疲れさまでした。

コメント

  1. 匿名 より:

    ジョイコンを左手デバイスとして使えるのは知っていたが、使い方や設定は知らなかったのでとても参考になった。

  2. 匿名 より:

    ジョイコンがBluetoothでの接続で各端末に接続できることは知っていたが、どの記事も簡易的な説明や結果だけでエラーに対する対応が書かれていないことが多い中で、各場面で必要な対応がしっかりと書かれていていいと思いました

  3. 匿名 より:

    「Steamとの相性が悪く接続できない」という、躓きやすそうな場所も丁寧に解説されていて、非常に良い記事だと思いました。

  4. 匿名 より:

    丁寧に説明されていてわかりやすい

  5. 匿名 より:

    画像と説明がセットであったのでとても分かりやすかったです。

  6. seminar より:

    手順の説明の時に各ポップアップのスクショが貼られており操作で迷うことがなさそうで分かりやすかったです。
    また、Steamの起動が不具合を起こす場合があるという補足もとてもありがたい情報だと思いました。

  7. 匿名 より:

    自分もJoyToKeyを使ってゲームのコントローラーをノートPCに接続したことがありますが、接続方法や注意点などがとても分かりやすく、ブログ全体としても見やすかったです。

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